気持ちが焦る
最近、思う事。
私に出来る事で子供や孫たちが喜んでくれる物を残しておきたいと。
洋裁も絵も習ったけれど、一番長く続けることが出来ているのはトールペイント。
年季の割にはたいして上達しなかったが、それでも人様に差し上げるとけっこう喜んで貰える。
制作を頼まれたことも、売ってほしいと言われたこともあった。
趣味で描いているので、そういう依頼は全てお断りしている。
描きたいときに楽しみながら描きたいから。
とは言っても、気持ちの良い?人や親切にして頂いた人に何か差し上げたいなと思った時、手作りのものは相手にとってあまり負担にならないだろうなと思えるので、これまでずいぶん色んな方に差し上げた。
皆さん喜んで下さったが、だから自分の手元には余り残っていない。
娘も私の描くものを気に入って、コースターやトレーやウエルカムボードなど使ってくれている。
最近、少し体調が良くないせいもあってか、元気な間に、娘たちが喜ぶものをもっとも作っておきたいと思うと、何だか気持ちが焦る。
刺し子の花布巾も褒めてくれたので、もっと作りたいなと思うけれど、最近指の力が弱くなって針仕事が大きな負担になるので、今は一時休止。
トールペイントも早くしないとだんだん眼も見えにくくなって細かい作業が難しくなっているし。
これが年を取るって事なんだと。
何も残すものがないけれど、私が作っている姿を知っているので、ああお母さんが作っていたなあと思い出して使ってくれたらと。
最近またしょっちゅう咳が出るようになっているので、ちょっと落ち込んだりしているが、それほど悲観的になっているわけでもなく
ただ日によって気持ちの振れ幅が大きくて。
人様から見れば、好きな事をしていればいい結構な身分なのだから、もっと前向きに残り少なくなった人生を明るく楽しく過ごさないと。